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導入事例06静岡市建設局様

大型ディスプレイとIPネットワーク

大型ディスプレイとIPネットワークにより情報共有と運用効率化を実現

静岡市道路保全課様は、道路保全に関する業務の効率化と地震や台風などへの災害対応の強化に向けて、バルコ社TFN/CMSを採用されました。バルコ社TFN/CMSのIPネットワークを活用した監視カメラ映像の共有により、市で整備した道路、トンネル、河川に設置している監視カメラの集中監視はもとより、他拠点への映像配信により、監視設備の利活用を実現されています。

静岡市 建設局 道路部 道路保全課 管理係 主査 新庄 大輔 氏

導入背景大規模災害対策・道路保全業務の円滑化に向けてシステムを強化

静岡市 建設局 道路部 道路保全課様では、平成19年度より監視システムを導入・運用して道路保全に活用されてきましたが、かねてから危惧されている地震や台風など大規模災害への備えや保全業務の効率化が課題になっていました。そこで、大規模災害が起きた時に素早く対応するための災害対策と、道路を安全に管理する道路保全業務の円滑化に対応すべく、IPネットワークを活用したカメラ映像共有システムを新たに導入することになりました。 それまで拠点ごとに運用していたシステムを、平成24年4月より静岡市庁舎で一元管理を行えるようにし、さらに平成26年3月より市庁舎内の土木施設監視センターに大型プロジェクターを設置し、本システムの運用を開始しました。このプロジェクターは50インチ×6面で構成され、複数のカメラ映像をTFN/CMSで集配信して表示できるため、所員や管理者が迅速に意思疎通を行えるようになりました。

導入の効果幅広い部門間での情報共有や映像配信の効果を実感

システム本稼動後の状況について伺いました。
「大型ディスプレイを導入することで多くの人と同じ映像の情報共有がスムーズにできている。また、防災訓練では、人の動きのチェックや問題点の洗い出しができるようになり、これは紙の資料では実現できない効果。トンネルの定期点検映像では保守内容を細部まで確認できている」(新庄氏)と、幅広い波及効果を強調されました。
「土木施設監視センターや建設局災害対策室で、道路などに設置したカメラ映像を共有して見ることができるだけでなく、配信もできるため、国や県との情報共有にも役立っている。拠点・部署によって必要な映像が異なるが、見たい映像を選択できるため、例えば河川の水位や山間部の雨量の状況なども任意にチェックできるようになった」(新庄氏)。

今後の展開県・国への映像配信など、広域災害時の対応を強化

最後に、今後の展開についても伺いました。
「今後は、本システムのメリットを最大限に生かせるよう、消防や防災、水道など、建設局以外の部署にも積極的に展開してシステム運用を最適化していきたい。さらに、監視カメラの映像に加えてGIS(地図情報サーバ)や、県および国への映像配信により、広域災害時の対応強化も視野に入れた取り組みを進めたい」(新庄氏)。

導入内容

  • 保護対象

    • サーバーラック
    • 設備機器
    • フリーアクセスフロア
  • 対策方法

    • 床免震装置およびラック用免震装置によるサーバーラック、19インチラックの免震対策
    • SD式機器固定工法による設備・機器の転倒防止
    • PA型耐震フレームによるフリーアクセスフロアの転倒防止

お客様データ

静岡市(しずおかし,英: Shizuoka City)は、静岡県中部に位置する政令指定都市であり、同県の県庁所在地である。駿府城下を基盤とした商業都市の旧静岡市と、特定重要港湾を擁する港湾都市の旧清水市が新設合併して誕生した市である。

名称 静岡市
本庁 静岡県静岡市葵区追手町5番1号
人口 716,240人(2014年10月)
面積 1,411.93km2(2013年1月)