雷の発生と落雷の被害
落雷は、企業や家庭にさまざまな被害をもたらします。社員や住民の生命はもちろん、企業の資産、特に生命線ともいえる情報システムに甚大な影響を与える落雷について、その発生の仕組みと被害の種類をご紹介します。
雷について
- 雷の種類として、真夏の熱い日射が地表面付近の空気を熱し、上昇気流となって発生する「熱雷」、大気の冷気団と暖気団とが接触する境界線に添って発生する「界雷」、低気圧や台風の中心付近などの上昇気流の活発なところに発生する「渦雷」の3種類に大きく分けられます。
雷雲と雷
- 雲の中の電界が変化して電荷が分離し、上方にプラス電荷、下方にマイナス電荷がたまった雲が、「雷雲」となります。この雷雲のマイナス電荷から地表のプラス電荷に向けて放電される現象が「落雷」すなわち雷雲電荷と地表の電荷が中和する現象です。

落雷による被害の種類
- 直撃雷や誘導雷による被害は人命や建物損傷にかかわるとともに、停電や通信障害および電源・通信機器破壊の原因になります。近年高速化するネットワーク社会において重要なデータの欠落や消滅などの障害が多くなっており、特に企業にとって致命的な損害を与える要因になります。

雷サージとは?
- 直撃雷や近隣からの誘導雷の発生によって巨大なエネルギーを持つ過度な異常電圧・電流が電源設備や通信回線に侵入し、機器損傷が発生します。この過渡的な異常電圧・電流を雷サージと呼びます。

SPD(サージ防護デバイス)とは?
- 雷サージから電源設備や通信設備を保護するために、これら保護対象機器の電源または通信回線引込部に設置する機器です。従来、保安器や避雷器などと呼ばれていたものです。
等電位ボンディング
- 建物内の各機器は通信または電源線等によってそれぞれ接続され、さまざまなシステムが構築されています。システムの雷害対策で最も重要なのは、落雷により発生するさまざまな過電圧を制限する「等電位ボンディング」です。 「等電位ボンディング」とは、建物内の金属部分を原則としてボンディング用導体で直接接続し、接地システムと結合して電位差が極力発生しないようにするものです。直接接続できない電源線や通信線などに対して、適切なSPDを介してボンディングすることも等電位ボンディングに含まれます。












