昭電50年の歩み

2005年
ラック用免震装置「SD-5 type II」を開発

1995年に発生した阪神・淡路大震災以降の日本では、各企業のデータセンターやサーバー機器類の地震対策が緊急の課題となっていたい。そこで、2002(平成14)年、当社が開発したのがラック用免震装置「SD-5 type I」である。電力会社向けの大型装置を改良したもので、高い免震性能と設置の容易さを両立した。そして、2005年には、改良型の「SD-5 type II」が完成した。この装置は、厚さ85mmの薄型設計で、2ユニットで1200kgの積載荷重に耐えられ、800galの加速度を200gal以下まで減衰させることができる。東日本大震災の発生時、東北・関東で当社の免震装置が1,000台以上使われていたが、被害は1件も出ず、その優れた性能が実証された。2013年には長周期地震動にも対応する「SD-6」を開発するなど、その進化を続けている。

SD-5 type II
SD-5 type II 設置例