昭電50年の歩み

1995年
「デジタルPBX」で、ルーセント・テクノロジー社と業務提携

日本では、1990年代半ばからPBX(電話交換機)がデジタル化され、LAN(Local Area Network)などのデータネットワークと、音声ネットワークを統合するシステムがトレンドになった。そんな中、統合LAN配線システムの販売で代理店契約を結んでいた米国のルーセント・テクノロジー社(旧・AT&T社、現・AVAYA社)が、当時最も先進的なデジタルPBXも製造していることを知り、1995(平成7)年に業務提携を行う。同社には、複数のデジタルPBXを独自の「分散通信システム」(DOC)で接続し、最大で64台のPBXを1台のPBXのように機能させるなど多くの最新技術が備わっていた。後年、当社は電力各社のカスタマーセンターやコールセンターの構築にその実績とノウハウを用いて、多大な業績をあげることができた。

ルーセント・テクノロジー社のPBX「DEFINITY」
DEFINITY 左上:コールマスターIII/左下8410D