昭電50年の歩み

1986年
光通信用「OPGW接続箱」とシェルタを開発

1985(昭和60)年、当社は光通信ビジネスに本格的に参入した。きっかけは、大手電力会社において、避雷の目的で送電線上に張られていたGW(グランドワイヤー)内に光ケーブルを通し、送電情報を送るという計画が持ち上がったことにある。当社では光ケーブルの接続方式の規格統一を提案、翌1986年には同社の仕様書に沿って開発した「STO型OPGW接続箱」が型式認定された。また、この年は同社から各地の中継基地局のシェルタ建設も一括受注した。シェルタとは通信機器や付帯設備を収納する建物である。中継基地局は数十におよび、立地や気候条件による制約も厳しかったが、現地組立型シェルタを考案し、試行錯誤しながら多くの経験と実績を積み重ねた。

STO型OPGW光接続箱
通信用シェルタ