昭電50年の歩み

1974年
「MF式深埋設接地工法」を開発し、その後に黄綬褒章を受章

電力会社の電気所や無線中継所、化学プラント等において、落雷被害を低減するためには、接地抵抗値を限りなくゼロに近づけることが理想である。それを実現したのが、1974(昭和49)年、アイシステム部長 藤井正視が中心となって開発した「MF式深埋設接地工法」であった。接地極は地表近くに埋設するものという常識を破り、地中深く穿孔した穴に埋設するもので、通常の接地方法では抵抗値を下げにくい環境でも効果を発揮した。化学薬品を使用しないため無公害、電極の腐食の恐れがなく、半永久的に使用できるのもメリットである。その優れた特性が評価され、発明大賞など多くの賞を受賞、藤井も1986年に黄綬褒章を受章した。

MF式深埋設接地工法