昭電50年の歩み

1970年
耐震設計の「SD式ダクトフロア」を開発

1960年代後半、電算機室などの総合設備工事を手がけていた当社は、電力会社管内にフリーアクセスフロア(二重床)を施工し、その評価を高めていた。そんな矢先、米国のロサンゼルスで大地震が発生。多くのフリーアクセスフロアが倒壊したというニュースが流れ、地震国の日本でも同様のことが起きると考えられた。そこで、1970年10月に開発したのが「ダクトフロアの耐震工法」である。床面が支柱から脱落することを防止し、コンピュータや通信機器の転倒や水平移動、ケーブルの脱落などを防ぎ、機器とフリーアクセスフロアの両方を守る事ができる。1978年に宮城県沖地震が発生した際は、この工法で施工したマシンルームが倒壊を免れ、「地震対策の昭電」という知名度を上げるきっかけとなった。

SD式耐震構造ダクトフロア